これから中古住宅を購入しようとしている方にとっては、非常に気になる話題の「住宅ローン控除」。
新築住宅だと当たり前のように使えるこの制度ですが、中古住宅でも利用できることをご存知でしょうか。
その制度のあらましと、中古住宅でも住宅ローン控除を受けられる条件についてお話ししたいと思います。
中古住宅でも受けられます!住宅ローン控除とは
住宅ローン控除とは、不動産を購入するために住宅ローンを組んだ人が使うことができる所得税の控除のことをいいます。
毎年末のローンの残高に対し1%の金額が所得税から差し引かれ、10年間(消費税増税後は13年間)この控除を受けることができます。
ローン残高の1%と聞くと小さな数字に思えますが、住宅ローンは元々の金額が大きいため、意外と負担を軽減できます。
最大控除額は40万円までですが、控除しきれなかった分は次の年の住民税から控除される制度もありますよ。
住宅ローン控除そのものを受けるための条件は以下になります。
・自らが住むための住宅であること
・住宅取得から6か月以内に入居し、その年の12月31日まで継続して居住すること
・床面積が50㎡以上あること
・10年以上の住宅ローンであること
・年収が3,000万円以下であること
これらが条件になります。
中古住宅の住宅ローン控除を受けるための建物の条件とは
中古住宅の場合、前項の条件に加えて更に築年数と耐震性能の2つの条件が課せられます。
築年数の条件は、建物の構造によって以下のように異なります。
・鉄筋コンクリート造などの耐火建築物…築25年以内
・木造など耐火建築物以外の場合…築20年以内
上記の条件に加え、耐震基準適合証明書の取得、住宅性能評価書の耐震等級1以上の取得、既存住宅売買瑕疵保険に加入する、の3点も欠かせません。
耐震基準適合証明書は、新耐震基準を満たしていることを証明できれば、指定確認検査機関にて発行することができます。
住宅性能評価書も同じく、法律に基づいた基準により住宅の性能を評価し、基準を満たしていれば国土交通省の登録を受けた第三者機関から証明書が発行されます。
既存住宅売買瑕疵保険についても現行の耐震基準を満たすことで、保険に加入でき、住宅瑕疵担保責任法人が保険を引き受けます。
耐震性能については以上のどれかを満たすことで、中古住宅でも住宅ローン控除を受けることができます。
まとめ
いかがでしたか?
中古住宅も築年数や耐震性能などの条件を満たせば、住宅ローン控除を受けることができるので条件が整っているかどうかを確認しておきましょう。
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