中古住宅の購入とリフォーム代金をローンでまかなうとき、これまでは別々に融資を受ける必要がありました。
しかし中古+リフォームの需要が高まっている今、住宅購入にかかる費用とリフォーム費用を合わせた一体型のローンが増えています。
二つの費用を一本化することによって、別々に借入するよりもメリットが多く、お得に利用することができます。
今回は、そんな一体型ローンについて見ていきましょう。
リフォーム一体型住宅ローンのメリット
・手続きや費用を軽減できる
ローンを組むには審査に数日〜2週間程度要します。
また手数料などのコストについてもそれぞれにかかります。
これを一本化できますので、煩雑な手続きを一度に済ませられるだけでなく、コストの節約にもなります。
・金利が低い
リフォームローンの金利相場はおよそ2〜5%です。
住宅ローンの金利相場(1〜2%)より金利水準は高く、また借入可能期間も10〜15年と短く設定されています。
一体型ローンなら、住宅ローンと同水準の金利や返済期間で利用できます。
そのため大規模なリフォームを行うのであれば、一体型ローンを利用すると金利部分を大きく節約できます。
・節税効果がある
リフォームローンは住宅ローン減税の対象外ですが、一体型ローンで借入することでリフォーム費用も減税の対象となります。
2019年1月現在の控除額は、住宅ローンの年末残高に対し1%(限度額40万円)です。
購入する住宅が一定の要件を満たしていれば、最大400万円(10年間)の税額控除を受けられます。
リフォーム一体型ローンの手続き
中古住宅の購入申込をしたら、同時に住宅ローンの事前審査を行います。
一体型ローンを組むためには購入費用とリフォーム工事費が分かっていなければなりません。
したがってこの時点でリフォームの見積もりが必要なので、物件探しと並行して施工会社を決めておきましょう。
そして中古住宅の内覧時に施工担当者に同行してもらえれば、物件探しの参考にもなるでしょう。
購入申込から売買契約締結までは1週間程度しかありませんので、中古物件を見つけてから施工会社を探すのでは間に合わない可能性が高いです。
なお中古住宅の購入後であっても、住宅ローンの残債があれば借り換えは可能です。
しかし借り換えにも諸費用が発生しますから、一体型ローンの利用を考えているなら購入と同時がおすすめです。
まとめ
中古住宅をリフォームして購入する際に利用できる、一体型ローンについて紹介しました。
リフォームにかかる部分も住宅ローン控除の対象にできるなど、様々なメリットがある金融商品です。
工事規模によっては1,000万円以上かかることも珍しくありませんから、ローンを上手く利用することで大幅なコストダウンが可能になります。
中古住宅の購入・リフォームを考えている方は、事前に各金融機関に問い合わせてご自身にあった借入先を見つけてくださいね。
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