誰も住んでいないのにお金がかかる!?
空き家を持ち続けるための維持費とは?
誰も住んでいない家なら、生活費もかからないし、お金もほとんど必要ない。
そんな風に思っていませんか?
実は、空き家は人が住んでいなくても、
所有しているだけでさまざまな費用がかかります。
今回は、意外と知られていない空き家の維持費について見ていきましょう!
住んでいなくても税金はかかる!
家や土地を所有していると、毎年かかるのが「固定資産税」です。
地域によっては都市計画税もかかります。
これは、実際に住んでいるかどうかに関係なく、所有している限り税金の負担は続くんです。
ただし、住宅が建っている土地には、税負担を軽減する「住宅用地の特例」があります。
例えば、200㎡以下の住宅用地なら、固定資産税の課税標準額が6分の1に軽減されます。
空き家の維持には、ほかにもこんな費用が!
税金以外にも、空き家を維持するためにはいろいろなお金が必要です。
例えば・・・
・火災保険料:建物の状況や契約内容によっては、空き家でも保険料が必要です。
・水道・電気などの基本料金:通水や換気、管理のために契約を残している場合は費用が掛かります。
・庭木や雑草の手入れ:草刈りや剪定を業者に依頼すれば、その分の費用も必要です。
・建物の修繕費:雨漏りや外壁の傷みなど、年月と共に修繕が必要になることもあります。
・現地までの交通費:遠方に住んでいる場合は、見回りに行くための交通費もかかります。
ひとつひとつは小さな出費に思えても、
積み重なると大きな負担になってしまうこともあります。
実際、空き家の維持管理にはいくらかかっている?
国土交通省が公表した「令和6年空き家所有者実態調査」では、
空き家の年間維持管理費用について、次のような結果が出ています。
・5万円未満:約半数
・10万~20万円未満:約17%
・30万円以上:約9%
最も多かったのは、年間10万~20万円未満という回答でした。
この調査でいう維持管理費用には、
税金や光熱費、交通費、管理を業者に依頼した場合の費用なども含まれています。
もちろん、建物の状態や管理方法によって金額は変わりますが、
空き家を所有し続けるには、一定の費用がかかることが分かりますね。
放置してしまうと、税金の負担が増えることも?
ここでもうひとつ、知っておきたいことがあります。
空き家を適切に管理せず、周囲に悪影響を及ぼす恐れがある状態になると、
自治体から「管理不全空家」などとして指導を受ける場合があります。
その後、改善されずに勧告を受けると、
住宅用地の固定資産税の軽減措置が受けられなくなることもあるんです。
ただし、空き家になっただけで、すぐに軽減措置がなくなるわけではありません。
大切なのは、空き家になった後も、きちんと管理を続けることなんですね。
大切なのは、これからどうするかを考えておくこと
空き家を所有すること自体が悪いわけではありません。
思い出の詰まった実家を残しておきたい、
いつか自分が住むかもしれない、
家族が使う可能性がある・・・・・
それぞれに事情や想いがありますよね。
ただ、何となくそのままにしていると、気づかないうちに維持費がかさみ、
建物の傷みも進んでしまうかもしれません。
今後も所有し続けるのか、誰かに貸すのか、売却するのか。
あるいは、別の形で活用できる方法があるのか。
早めに選択肢を知っておくことが、将来の負担を減らすことにも繋がります。
次回は、空き家をそのまま放置してしまうと、どんな問題が起こるのでしょうか?
建物だけでなく、近隣の暮らしにも関わる「空き家を放置するリスク」についてお話します
それぞれの想いやご希望を大切にしながら、より良い住まいの未来を一緒に考えてまいります。
ぜひ一度、お気軽にご相談ください